マセラティグランカブリオの全て！歴史、デザイン、性能、値段を徹底解説！【永久保存版】

マセラティ・グランカブリオが象徴するGTの真髄～贅沢と走りの美学

2024年7月、マセラティジャパンが国内に発表した「グランカブリオ」。

SUV全盛時代にもかかわらず、マセラティは優雅でスポーティな2ドアクーペ「グラントゥーリズモ」のオープン版を送り出しました。

この一台には、マセラティというブランドのアイデンティティが凝縮されており、GTとカブリオレの融合がもたらす「贅沢」と「走り」の極致が追求されています。

この記事では、なぜグランカブリオがマセラティの象徴とされるのか、その魅力を紐解いていきます。

「グランカブリオ」という名前は、GT（グランツーリズモ）とカブリオレ（オープンカー）を掛け合わせたものです。

ベースは2023年に登場した「グラントゥーリズモ」で、ボディサイズは以下の通りです。

2＋2シーターとしては十分な余裕があり、快適な空間を提供します。

搭載されるエンジンは、マセラティが誇る3.0リッターV6「ネットゥーノ」エンジン。

このエンジンは、副燃焼室を利用した「リーンバーン」方式を採用しており、燃焼効率の向上と瞬発力を両立させています。

「ネットゥーノ」という名前は、海神ネプチューンを意味するイタリア語。

その名の通り、ドライバーにとっては心が躍るほどパワフルで美しい走りを楽しめます。

アクセルを踏み込めば、低回転域から力強いトルクを感じ、6000rpmの高回転域までスムーズに吹け上がります。

特徴的な排気音は、耳に心地よく、ドライビングをさらに楽しいものにしてくれます。

これらすべてが、スタイリッシュなオープンボディの美しさと見事に調和しています。

オープンカーといえば、マツダ「ロードスター」のようなライトウェイトスポーツが身近ですが、グランカブリオはそれとは一線を画します。

グランカブリオの魅力

特に、BMW「4シリーズカブリオレ」やメルセデス・ベンツ「CLEカブリオレ」と比較しても、グランカブリオは「スポーティ」と「エレガンス」のバランスが絶妙です。

グランカブリオのデザインには、戦前から続くマセラティのスポーツカーへのオマージュが込められています。

低く流れるようなノーズライン、エレガントなボディラインは、歴史的モデル「3500GT」や「MC20」を連想させます。

マセラティは創業以来、レースシーンでの栄光と、アメリカ市場での成功を背景に、常に「特別な車」としての存在感を維持してきました。

そのブランド価値を今も象徴するのが、グラントゥーリズモとグランカブリオです。

広報担当者も次のように語っています。

「グランカブリオはマセラティのブランドを牽引し、アイデンティティとして重要な役割を果たすモデルです。」

マセラティジャパンは、「ハイパーターゲティング」という手法で、富裕層に向けたピンポイントの戦略を展開しています。

東京を中心とした主要都市で試乗体験を提供し、ブランドイメージを強化する狙いです。

SUVが主流の市場であっても、「GT＋カブリオレ」の魅力を持つグランカブリオは、特別な価値を持つ車として輝きを放っています。

マセラティ・グランカブリオは、贅沢でスポーティな走りと、エレガンスを追求するマセラティの真髄を体現しています。

その魅力は、単なるスペックや性能だけでなく、オープンエアを楽しみながら優雅な時間を過ごすという「ライフスタイル」にもあります。

グランカブリオは、「お金があって運転が好きな人」だけでなく、マセラティを愛するすべての人にとって、特別な一台です。

SUVの波に流されることなく、マセラティがこれからも「GTの真髄」を追求し続けてくれることを願ってやみません。

マセラティグランカブリオ｜価格

贅沢な走りを味わいたいなら、ぜひ一度、グランカブリオの試乗体験をおすすめします。